処方までの流れ
病院に行く
オーストリアでは、体調に異変があった時には、まずは家庭医に相談します。そして、家庭医が必要に応じて専門医を紹介してくれます。今回もまずは家庭医に相談に行きましたが、結果的にはそちらで超低用量ピルの処方箋を手にいれることができました。
診察の内容
オンラインでの予約時に、現在ヤーズフレックスを服用中で、ヤーズフレックスを処方して欲しい旨を伝えていました。
病院での診察では、
- オーストリアにヤーズフレックスはないこと
- ヤーズフレックスと同じ有効成分が配合されているヤーズであれば処方できること
が伝えられたので、ヤーズの処方をお願いしました(※)。数年服用しているからか、特に検査などは提案されませんでした。
処方されるピルの量について、1シート(約1ヶ月分)か3シート(約3ヶ月分)かを選択することができたので、3シートの処方をお願いしました。処方箋は1年ほどの期限があり、期限内であれば、次回以降は、病院に行くことなく、この処方箋で同じ薬を処方してもらえるとのことです。日本では、超低用量ピルは保険適用のため、毎回病院に行く必要がありましたが、オーストリアではその必要はないようです。
※ ヤーズとヤーズフレックスの違いについては、こちらをご参照ください。
薬局に行く
先ほどもらった処方箋を持って近所の薬局に行きます。わたしの場合は、特段何も聞かれることなく、その場でヤーズを購入することができました。

初回の購入以降、4回程度このヤーズを購入していますが、薬局によっては在庫もしくは取扱いがないこともあります。しかし、これまですべてのケースで即日もしくは翌日までに取り寄せてくれて、自分が処方箋を持ち込んだ薬局で薬を受け取ることができています。
費用
オーストリアでは、健康保険に加入していれば、病院での診察に代金はかかりません。ピルの費用は、3シートで54.55ユーロでした。したがって、今回超低用量ピルを入手するのに要した費用は、54.55ユーロです。
日本では、ヤーズの値段は1シート2000円前後のことが多いようなので、現在の為替(1ユーロ=約160円)を踏まえると、ピル自体は少し割高です。一方で、日本では、超低用量ピルの処方には医師の診察が必要であり、診察代とヤーズフレックスの代金を合わせて3シートで1万円弱かかっていたので、トータルで見ると、オーストリアで入手する方がお得です。