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秋の味覚 ウィーンのマロンスイーツ

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落ちこぼれ蒙古斑

公開: 2024/11/21

eyecatch

食欲の秋には、さつまいもやかぼちゃなど美味しいものがたくさんありますが、ウィーンで秋の味覚として特に親しまれているのが栗です。10月上旬あたりから、スーパーでは、日本でいうむき甘栗のようなものが目立つところに陳列され始め(1年中売ってはいます)、街中で殻付きの栗が売られ始めます。この秋は、スーパーで買えるむき栗、カフェのマロンスイーツ、街で売っている殻付きの栗を試したので、ご紹介します。

1. むき栗

こちらが、BILLAというスーパーマーケットで購入したむき栗です。今回購入したのは"Natur"(自然な味)と"Mit Ceylon Zimt"(セイロンシナモン味)ですが、以前には"Honig"(はちみつ)も見かけました。お値段は、1袋2.49ユーロ、2袋同時に購入すると1ユーロ引きという割引をやっていたので、実質1袋1.99ユーロで購入しました。イタリア産のオーガニック栗を使っているとのことで、日本のむき甘栗に比べると割高な感じがします。

1. Natur(甘さ控えめの自然な栗味)

味は、日本のむき甘栗に比べると、甘さ控えめですが、ほとんど日本で食べるむき甘栗のような感じです。

2. Mit Ceylon Zimt(セイロンシナモン味)

パッケージの写真から分かるように、栗にシナモンの粉がまぶされており、開けた瞬間にシナモンの香りがします。味も結構シナモンの味がします。個人的には、栗の味がしっかり感じられるNaturの方が好きでした。

2. カフェのマロンスイーツ

この秋は、2つのカフェで3種類のマロンスイーツを試しました。

1. Cafe Mozart(カフェモーツァルト)

Cafe Mozartは、ウィーン国立歌劇場の近くに位置する1794年創業の老舗カフェです。10月の平日の夕方18時ごろに訪れましたが、店内の席は満席で、何組か待っている方がいました。テイクアウトは数分の待ち時間の後に、対応してもらえました。

色々な種類のケーキがありますが、今回は、一際存在感を放っているMaroniblüte(マロー二ブリューテ)を購入しました。1つ12.5ユーロと少しお高いですが、かなりの大きさです。

内装がおしゃれなことで有名なLandtmannと同じ系列なので、お持ち帰りの箱にはLandtmann's Originalと記載されています。同じケーキがLandtmannでも食べられるようです。

近くで見ると、こんな感じです。

食べた感想としては、栗のペーストの部分は栗の味がしっかりして美味しかったですが、器となっているチョコでコーティングされたコーンのお味がイマイチだったのと、モンブランの中にベリーが入っているのが、個人的にはあまり好みではありませんでした。小さいMaroniblüte(3.8ユーロ)もあったので、1度試してみたいという方は、小さいサイズのものでもいいかもしれません。

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自分もあんまり好きじゃなくて、ヨーロッパのスイーツは日本人の口に合いづらいな...と日々思います。

2. Konditorei Oberlaa(コンディトライ・オーバーラー)

Konditorei Oberlaaは、ウィーン市内を中心に12店舗を構えるカフェです。ウィーンに来てすぐ、たまたまKonditorei Oberlaaの前を通ることがあったのですが、あまりにお店が可愛かったので、ふらっと入ってしまいました。ホームページもとても可愛いです。焼き菓子などもあるので、友人へのちょっとしたプレゼントを購入するのにもおすすめです。

今回は、ウィーン中央駅にあるお店でテイクアウトしました。箱も可愛い。

今回は、2種類のマロンスイーツを購入しました。1つめは、こちら、マロンタルトです。1つ5.1ユーロでした。

こちらも、栗のペーストの部分は美味しかったのですが、また、中にベリーが入っていたのが少し残念でした(個人の好みの問題ですが...)。タルトの部分がチョコでコーティングされていて少し甘かったですが、美味しかったです。

2つ目は、こちらのマロンケーキです。個人的には、今回食べた3つの中で、これが1番甘すぎず、おいしかったです。こちらも1つ5.1ユーロでした。

3. 街で売っている殻付き栗

毎年秋になると、このような栗を売る屋台が色々なところに出現するようです。こちらは、1区のシュテファンプラッツの近くのお店です。10月の平日の夕方頃に、2,3組の列ができていたので、並んでみました。

メニューは、Maroni(焼き栗)、KaltoffelもしくはErdäpfel(焼きじゃがいも)、Kartoffelpuffer(じゃがいもパンケーキ)です。

今回は、焼き栗と焼きじゃがいものセット(7ユーロ)を購入しました。このお店では、現金のみで、カードは使えませんでした。こんな感じで、紙の袋に入れられて出てきました。

じゃがいもは、外はカリッとしていて、中はホクホクでおいしかったです。栗は、こんな感じです。あらかじめ殻に切れ目が入れてあるので、殻は簡単に外すことができますが、薄皮を取るのが少し大変でした。お味は、特に調味されておらず、栗そのものの味でした。

このように、ウィーンにはたくさんの栗の食べ物があります。秋にウィーンを訪れた際は、ぜひ試してみてください。

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