ウィーンに住んでから1年強、オーストリア人の上司に誘われて初めてオクトーバーフェス(通称オクフェス)に行ってきました。
隣国のドイツといえば、ビールのイメージがあるのではないかと思います。日本でもオクフェスは広く普及していて、日比谷公園などで各種ドイツビールが飲めるイベントがあったりします。噂話ではありますが、世界で2番目に大きいオクフェスは中国で開催されるそうで、アジア圏にも大きな影響を持っている文化だと言えます。「オクトーバーフェスト」といえばドイツ・ミュンヘンが世界的に有名ですが、ウィーンでも小規模ながらイベントが開催されます。
基本情報
イベント名
ウィーンで開催されるオクトーバーフェストは"Wiener Kaiser Wiesn(ウィーン・カイザー・ヴィーズン)"といいます。
カイザーはドイツ語で「皇帝」の意味を持ち、ヴィーズンは「野外広場」を指します。ウィーンがオーストリア帝国の首都であったことから、歴史的な背景を反映した名称になっています。2015年に初めて開催されたらしく、かなり歴史の浅いイベントです。同じドイツ民族であっても、オーストリアにはオクフェスを開催する文化は最近まで全く無かったわけです。
開催日時
2024年は9月26日から10月13日に開催されました。毎日11時30分から入場でき24時30分(次の日の0時30分)に終了します。毎年9月下旬から10月上旬の間に開催されます。
10月(オクトーバー)と名前がついているのに10月の上旬までしか開催されていないことに注意が必要です。ウィーンに来るまで知らなくて、去年は逃してしまいました。
開催地
ウィーン名物の観覧車があるプラーター公園(Prater)で開催されます。最寄り駅はプラーター星(Praterstern)駅でウィーン中心地から公共交通機関で10分未満で着きます。駅からは徒歩3分程度で会場につきます。
駅の東口に出ると観覧車が見えるのでそれを目指します。
ずっと進んでいくと、オクフェス入口(右)と遊園地入口(左)があります。入場の際に、簡単な荷物検査があります。
遊園地は入場料とかないので、ちらっと遊びにいってもいいかもしれません。遊園地の記事はまた今度の機会に書きます。
オクフェスから帰るころには暗くなっていて、観覧車からの眺めが綺麗でした。
料金
入場料は11時半から18時までの間は無料です。
当然ビールや食べ物は有料ですが、食事をするためのテーブルも予約制・有料です。路頭やテントの中で立ち飲みすることもできます。予約をするには公式サイトから行います。
ビールを飲んでみる
みんなで記念に写真を撮りました。
コップはデポジット制になっていて、ビールの料金にコップ代が含まれています。
コップを返すことによって、2ユーロ返金されます。なお、コップを返すところはビールを買った店舗でなくても構いません。近くのビールを売っているお店に返しましょう。
民族舞踊を見る
シュープラットラーという、バイエルン(ドイツ)の民族舞踊がタイミングが良ければ開催されています。
ウィーンとは直接関係ないのですが、ドイツ民族の文化に触れることができます。
イベントを楽しむ
テントの中ではライブなどのイベントをやっています。
何の曲なのかわかりませんでしたが、すごく盛り上がっていました。オーストリアに関係する曲らしく、オーストリア国旗をみんな振り回していました。
郷土料理を楽しむ
私たちは今回ビールでお腹いっぱいになってしまったので何も食べていませんが、立ち食いもできますし、テーブルでは料理を注文することができます。